Excel 2                                2004/12/01 最終修正

 エクセルの2回目です。前回の講座で、かなりの解説を済ませたつもりでしたが、肝心の部分で未着手のテーマが沢山残っています。気の付いたところから順次続けてみます。

 

a.      セル内にある文字列(エクセルが数値でないと判定するもの:次項参照)の表示

(ア)  原則的に、セルの大きさに納まる部分が、表示されます。
(イ)  右又は左に溢れるほど大きい場合は、溢れた先が空っぽのセルの場合に限って、その部分にも続きが表示されます。この作用は、上下方向には及んでくれません。

b.      セル内の数値(数字のみの文字列と、=で始まる数式など、含む、日時)の表示

(ア)  溢れるほど桁数が大きい数値は、##### のように、エラー表示されます。
文字列と違って、オーバーフロー分を「隣の空欄へ延長表示」してくれません。
(イ)  オーバーフロー表示させたい場合は、数値を文字列化します。(隣接セルを結合する方法も使い易くなりました。→ セルの書式 配置)

c.       セルの書式設定の詳細 範囲選択されたセルを対象として、メニューバーから、書式 セル とするか、右クリックで、「セルの書式設定」を呼びます。

 
(ア)  「表示形式」は、下図の「分類」一覧の中にあるどのような計算式とするか、「文字列」にするか、「標準」のままにして、エクセルに判断させるかを指定できます。「通貨」や「会計」では、通貨マークを指定することができ、3桁ごとにコンマが付きます。この二つの表示形式は、似ていますが、表示位置、たとえばインデントの取り方で、微妙に違います。同じシートの中に両者が入り乱れると見苦しいこともあります。
(イ)  「配置」では、
1)        文字の配置は、横位置と縦位置を、好きなように設定できます
横位置のリスト
縦位置のリスト
1.        横位置の場合は、よく使う 左・中央・右寄せ  3つのほかに、同じ文字列でセルを埋める「繰り返し」もあります。
2.        「選択範囲内で中央」は、後続の空っぽのセルと一緒に設定すると、「文字の制御」にある「セルを結合する」とよく似た効果が得られます。 この書式は、これまで私の愛用している機能でした。(後出の「セルを結合する」を参照)
3.        「均等割付」は、文字列の幅を、セルの幅一杯まで拡げてくれます。次項のインデントと組み合わせると仕上がりが綺麗です。
4.        インデントに数値(n)を入れると、凡そ全角文字幅のスペースがn個挿入された状態になります。文字列の先頭が罫線にくっ付いて見苦しくなるのを解消してくれます。横位置が左寄せ基準で設定されますが、右寄せ基準への変更も可能です。通貨の場合はインデントが利きますが、会計の場合は、別途インデント組み込み済みになっているようで変化しません。
5.        縦位置の場合は、機能の数は少ないですが、上詰め、中央揃え、下詰めを上手に使うと、体裁を整えるのに役立ちます。
2)        「文字の制御」の3項目では、適応項目にチェックを入れる方式で
1.        「折り返して全体を表示する」を指定すれば、セル幅より文字列が長くなると、内部改行で、セルの縦幅が拡がります。この機能のお陰で、表幅を無闇に拡げる必要がなくなり、作業がし易くなりました。
2.        「縮小して全体を表示する」を指定すれば、「フォントサイズ」を小さくして対応してくれますが、ウッカリすると字が小さくなり過ぎて読みにくくなる欠点があります。
3.        「セルを結合する」は、長方形範囲を選択した状態で「セルの書式設定」を呼びます。コマンドボタン  でも指定できます。セルをまとめて、大きな長方形にして作業できる便利な機能です。前のバージョンまでは要注意でした。セルを結合した部分がある状態では、それを含んだ行や列の削除や挿入ができないで苦労したものです。今、Excel 2002で見直してみると、こんな問題点は解消済みのようです。大きなセルで、1つのセルとしての各種機能が使えるので、是非活用したいものです。
(ウ)  「フォント」では、下の図で凡そ理解できると思います。フォント名、スタイル、サイズ、下線、色を指定します。
1)        「文字飾り」にまとめられた、「取り消し線」「上付き」「下付き」はチェックを入れて指定します。
2)        セルの中身全体の設定は、セルの選択状態で指定して、「OK」です。
3)        中身の一部だけの操作は、数式バーの中で、始点から終点までを選択した状態で設定し、「OK」でセルの中の表示状態が変更されます。H2SO4 のような表示をしたい場合は、24を別々に「下付き」指定します。
(エ)  「罫線」では、選択されたセルの範囲に対して、線の種類などを精度よく設定するには、このパネルを使います。
1)        右側にある「線」ブロックの「スタイル」と「色」を選択してから、
2)        「プリセット」に従って、「なし」では、周辺も内部も全ての線を無しにします。「外枠」と「内側」は、別々の線種でセットすることもできます。
3)        より細かい作業をするためには、位置別の「罫線」を上下と左右を別個に設定できます。内側は、縦と横を別々に設定できます。線種の指定、対象線の選択、線種の指定、対象線の選択、を繰り返し、「OK」で完了です。斜め罫線は、選択された個々の単一セルに対して設定可能で、両方向を使えば、クロスさせることもできます。
(オ)  「パターン」は、下の図のようなパネルが表示されますが、
1)        ベタ塗りでセルに色を着けるには、表示された色から選択します。
2)        パターン付きにするには、「パターン」のプルダウン用 をクリックすれば、右のようなパターンが表示されます。パターン形状と色調の2回に分けて設定します。色調は、プリンタの性能差が大きいので、実際に印刷してから目視で色合いの判断をします。
(カ)  「保護」は、下図のようなパネルが表示されます。
1)        「セル」の保護を設定するためには、「ウッカリで書き換えられては困るデータ」を選択しておき、図のように、「ロック」のチェックボックスにチェックを入れます。ここで、「OK」を指示すれば、設定は完了です。
2)        設定を実際に機能させるためには、別途、右図のように、ツール 保護 シートの保護 と指定すると、ロックされたセルは、記入できなくなります。パスワードの設定は、余程の機密文書でなければ、しない(入力無しにする)ほうが良さそうです。
3)        シートの保護でロックされたセルを修正したい場合は、改めて、ツール 保護 シートの保護解除 です。修正が済んだら、又、シートの保護をセットしておきます。
4)        実は、エクセルのシート内のセルの設定は、「ロック」がデフォルトです。だから、「わざわざ、ロックのチェックを外したセルだけが、シートの保護をした後でも記入可能となる」というのが正確な表現です。
   

 今回は、セルの書式設定だけで、かなり長いものになってしまいました。

 

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