Excel 3                                2004/12/01 最終修正

 エクセルの3回目です。前回の講座では、セルの書式だけで、かなりのボリュームになってしまいました。

 今回は、セルのサイズの調整から始めます。

 

a.      セルの表示幅の調整

(ア)  列幅の調整

A)       目的の1列、例えばCの列の幅を変更するには、シートの最上部にある、列セレクタ(右図で、A,B,C,D と名前の振ってあるバー)の上で、Cのエンド(Dとの境目)にカーソルをポイントし、カーソルの形状が、 になったら、その位置で目的の幅になるようにドラッグします。

B)       カーソル形状が変化した場所でドラッグする代わりに、ダブルクリックすると、最適幅に変化します。ここで最適幅というのは、「該当する列の中で最も文字列の長いセルが、丁度表示できる幅」です。この方式を使えば、通常はセル幅不足で印刷されないような失敗がなくなります。

C)       複数列を同じ幅に揃えながら変更する場合は、目的の列、例えばA~Cを列選択し、そのいずれかの列のエンドで、カーソル形状を確認の上ドラッグします。選択された列は全て同じ幅に揃うように拡縮されます。Ctrl+クリックで同時選択された列があれば、それも同幅に揃うように処理されます。

D)      ダブルクリックの操作を複数列に適用すれば、各々の列を「最適幅」にそろえることができます。
但し、表題のような「表の中身より極端に長い」セルを含む列では、作業者の意に反した、外観上の異常現象が起こることは知っておいて下さい。

(イ)  行幅の調整

A)       目的の1行、例えば3の行の幅を変更するには、行セレクタ(上図で左端の、1,2,3,4 と名前が振ってあるバー)の上で、3のエンド(4との境目)にカーソルをポイントし、カーソルの形状が、 になったら、その位置で目的の行幅になるようにドラッグします。そうです。列の場合と縦横が変わっただけです。

B)       ダブルクリックも同様です。通常の場合は、フォントサイズが大きいセル(文字)があればそのセルに合わせて拡がります。折り返して表示するセルがあれば、当然、行数の多いセルに合わせてくれます。

C)       複数行の処理も同様です。例えば、「小さな隙間を空けるだけが目的の行」を、まとめて狭い行幅で調整するのには、Ctrl + クリックで同時選択してから、ドラッグで狭めればいいわけです。

D)      B) 項の操作を複数列に適用するのに、入力した全行を行選択してからダブルクリックすれば、文字サイズが不揃いな表がそれに合わせたものになってくれます。

b.      移動と複写
1報で、削除と挿入の説明は済みましたが、ここで、セルをドラッグして移動(或いは、複写)させる作業を説明しておきます。

(ア)  セル()のドラッグ

A)       セル()をクリック又は一挙動のドラッグで選択したものを移動することができます。Ctrl + クリックで同時選択したものは、削除や挿入と同様で、移動対象にできません。

B)       選択範囲の境界線は、太線で表示されますが、その境界線の上をマウスでポイントすると、カーソル形状が、4方矢印  に変わります。その場所でクリックしたまま移動(ドラッグ)します。移動後の枠の位置を確認の上、ボタンを放すと、移動先へセルの中身が「移動」します。詳しくチェックすると、移動元の属性を携えて移動しています。移動元のセルは、空っぽになります。

C)       同じ作業をするとき、ctrlキーが押してあると、移動元が変化しない「複写」になります。このctrlキーは、ドラッグ開始前から押していても構いませんが、効力を発するのは、ドラッグから脱出するマウスボタン開放時です。

D)      同じ作業をするとき、shiftキーが押してあると、「移動挿入」になります。通常は、列又は行を選択した状態で作業し、単に数行(又は列)分を移動させるのに使います。操作の終点では、移動先を示す「仮想線」の位置を確認してから、マウスボタンを開放します。

E)       長方形の範囲を、移動する場合は、割り込み仮想線の表示で移動先の位置と挿入方向の両方を確認して、マウスボタンを開放します。選択された部分が仮想線と直角の方向へ削除され、代わりに、仮想線の場所へ割り込むように挿入されます。この作業は慣れないと難しいので、こんな作業が必要な人は練習しておくことをお勧めします。

(イ)  セル() カットorコピー and ペースト
同様の操作が、カット&ペーストや、コピー&ペーストで実現できます。 セルの操作と文字列の部分操作とを混同しないで覚えてください。

A)       セル()をクリック又は一挙動のドラッグで選択したものをカット又はコピーすることができます。この操作までの段階では、クリップボードへ取り込まれるだけで、元のセルはカットでも変化しません。

B)       貼り付けたい場所をクリックして、enter すると、クリップボードへ取り込まれたばかりのデータ()が、クリックされたセルが貼り付け先の左上(先頭)となるように展開されます。その際、元の操作がカットであれば、元のセルが空になるし、コピーであれば、変化無しです。Enterと同時に、クリップボードの中身は自動的に消去されます。

C)       enterの代わりに、コマンドボタンや右クリックで貼り付けコマンドを使うと、挙動は前項と同じですが、クリップボードの中は消去されません。従って、同じデータの複写先をクリックで変えるたびに貼り付ける操作で、繰り返し貼り付けることができます。クリップボードの中を消去するには、ESC又はenterです。

(ウ)  文字列のカットorコピー and ペースト
文字列の中の操作は、「数式バー」の中での作業です。だから、ワードなどの他のソフトの場合と同様です。

A)       「数式バー」の中身は、複写元として処理する場合、単純な「テキスト文字列」です。フォントの種類やサイズ、B,I,Uも無関係です。切り込んで部分選択して、例えばコピーを取り、他のセルを選択して、目的の場所へ切り込んで貼り付けます。そのときのセル内の属性は、貼り付け先の切り込んだ位置と同じ属性です。

B)       だから、複写元の属性と、複写先の属性とが異なる場合は、わざわざ、「数式バー」経由で作業すればいいのです。

c.       メニューバーの編集機能
編集と言えば、上記のカットorコピー and ペースト を思い浮かべますが、他にも機能があります。

(ア)  形式を選択して貼り付け  セル群をコピーした後で、貼り付け先をクリックで選択し、この機能 を指定すると、右のようなパネルがポップアップします。

A)       「貼り付け」の中の「すべて」は、書式を含めて普通のペーストと同じです。

B)       「数式」の場合は、書式以外のすべて、と考えればいいでしょう。

C)       「値」は、元々が計算式の場合に、セルの中に見えている計算結果の文字列に置き換えます。 使い慣れると、便利な機能です。

D)      エクセルで計算操作を使い始めると計算基礎を順番に遡るだけで大仕事の場合があります。 適当なところでこの作業をしておけば、遡る作業の連鎖を断ち切ることができます。

E)       「書式」は、フォントや罫線など、外観上の書式だけを複写します。

F)       他にも、罫線を除くすべてとか、列幅とか、だけを貼り付けることもできます。

(イ)  フィル
この機能も覚えると便利です。 計算式のような、同じデータを続けて入力したい場合に、使います。

A)       最初に、生データの数値表を準備します。

B)       それを使った計算式を1列全部同じ計算式にしたい場合に、一番上の分の計算式を作成し、そのセルから、一番下のセルまでを選択した状態で、「下方向へコピー」を指定します。

C)       一番上のセルにある計算式をコピーしてから、残りの部分を選択し、貼り付けた場合と結果は同じです。

D)      方向が横方向なら、「右方向へコピー」を使えばいいし、下から上方向も、右から左方向も使えます。

E)       この辺の機能をフルに活用するには、「相対アドレス」と「絶対アドレス」を理解してからの方がいいかもしれません。

d.      フィルハンドル (:必要項目に付き、追記 ’03.06.18)
フィルの機能を、マウスのドラッグで実現します。下図参照。

(ア)  1 で、選択範囲(A1:B2)へ数値1,2,3,4が入力してあります。その選択範囲の右下隅に、小さな があります。これをフィルハンドルと呼びます。

(イ)  フィルハンドルをマウスでポイントすると、カーソルの形状が、図2 のように、+型になります。この状態から、下の方へドラッグすると、フィル機能が働いて、ドラッグで拡がった選択範囲がデータで埋められます。→ 3

(ウ)  この場合は、元が数値データなので、その差を求め、等差数列になるようにデータが作られます。

(エ)  フィルハンドルを右へドラッグすれば、同様に等差数列を構成しながら、拡がった選択範囲を埋めます。→ 4

(オ)  フィルするデータは、

A)       文字列は、同じパターンを繰り返します。

B)       計算式なら、コピーを取って貼り付ける場合と同様で、同じ数式(操作)の繰り返しになります。

1

3

4

2

 

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